『ローステ3』感想 とんでもない作品に出会ってしまった!

 舞台『ローズガンズデイズ Season3』を観劇してきましたー!

 一言で書くなら「すっっごかった!!!」

 この作品に出会ってからまだ三ヵ月ちょっとしかないのですが、出会えて本当によかったです。

 生で観劇した感動と迫力があまりにもすさまじく、記憶がぶっ飛んでしまいました。

 観劇から数日経ち、頭の中を整理できてきたので、この熱が燃えているうちに感想をまとめます。

 

 『ローズガンズデイズ』という作品に出会って日が浅く、かつ、舞台もほぼ初心者という人物目線の感想です。

 

 重大なネタバレ箇所は伏字にしてあるので、「ローステってなんぞや?」という方に、この作品の持つエネルギーを感じてもらえたら嬉しいです!

 

 舞台原作となったシーズン3の漫画版はこちら!

 


 

 

 

  • 作品に出会うまでの経緯

 『ローズガンズデイズ』という作品との出会いは、Twitterのフォロワーさんが、前作『ローステ2』の公演時に写真を大量リツイートされていたのがきっかけです。昨年12月上旬頃ですね。タイムライン開けたら超絶カッコイイ写真が流れてきてました。

 

 「このステキな作品はいったいなんだ!?」と調べはじめ、史実IF1947年の日本――東京・23番市、そこに生きる強い女性達を中心とした、独特の世界観に惹かれました。

 

 タイトルを知って数日の間に漫画版のシーズン1と2を揃え、AppleStore配信の体験版をプレー。明快なストーリーと魅力溢れる人物たちに惚れ込みました。漫画版のイラストがとても綺麗で、3,4巻で完結というコンパクトさも入りやすかったです。

 

 


 

 

 その後、フォロワーさんのご厚意で、舞台『ローズガンズデイズ Season1』のDVDを鑑賞する機会をいただきました。

2.5次元舞台って初めて!」

三時間あるから休憩なしで観るのは無理かも」

 とかなんとか思いながら鑑賞開始。気づけば最後まで食い入るように観てました。


 開始数分もしないうちにキャラクターの再現度の高さに感動。俳優さん女優さんのカッコよさ美しさにため息。
 何よりも、舞台装置や動かせる人数など、多くの制限がある中で、むしろその「制限」を逆手にとって最大限に活かし、作品世界を見事に舞台上へと生み出している演出に、圧倒されました。
 (1の感想もまた別の機会にじっくり書きたいです!)

 

 

 「シーズン3は内容がより一層濃く、重要になってくるから、原作か舞台で初めて体験して欲しい」というアドバイスを受け、1月末に原作ベスト版を購入!

 

 観劇前に一足先に、シーズン3から最後までを一気に読了。なので、今回の舞台はいわゆる「予習済み」に近い状態での観劇。しかし、内容が内容なので、あんな場面やこんな場面がどう描かれるのだろうか、緊張と興奮でドキドキ止まらず。

 

 『ローステ1』で、この作品の舞台演出のすごさは既に知っていたので、それらをいよいよ、舞台の醍醐味である「生」で観られると思うと……!

 

 「もう絶対とんでもないものが観られるから、頭の中を空っぽにしよう!」と決めて着席。かなり近い座席(4列目)だったので、観劇マナーなどを伝える前説で、役者さん演じるキャラクターが舞台上に登場したときは、動く彼らを初めて、しかも生で目の前で見ていることに感動!

 

 「キャラが生きてるー!! 目の前にいる!」と心の中で絶叫。

 

 まさか通路に降りてくるなんて、予想もしていなかったので、本編開始前から心がキャパオーバー。チャールズに財布を渡されて受け取って、オリバーに返却したはずなんだけど……あまりの出来事に記憶が…? 二人ともすごくかっこよくて夢のようでした。(わたしはシベリアの大地で夢を見ているのかもしれない……?)

 


 ニーナが「この劇場へ来た時点でみんな23番市の住人!」と言っていましたが、まさにその通りでした。

 林原樹里役の滑川恭子さんがツイキャスライブで使用されていた「VR23番市」という言葉を、劇中何度も思い出しました。


 本編開演後、まずはマダム・ジャンヌと樹里が、客席前方/後方の間にある通路に現れる。まさか本編でも、通路を使用した演出が行われるとは思わなかったので驚き。

 次は可愛くて楽しいプリマヴェーラダンス! アイドルのライブというか、ミュージカルのような感じ。近くに座っていた男性が、メリル(今回も超絶かわいかったです…)に紙吹雪のようなものをふわーっとされていて、超羨ましい。

 そして、まさかのガブリエル少佐(!!)とバトラー大尉も通路を歩き、立ち止まり、また歩きながら会話。
 

 ※ここで「ローステってなんぞや?」という方向けに説明をしたいのですが、『ローズガンズデイズ』は、史実IFの2012年を生きる人物のマダム・ジャンヌが、「1947年を回想する」形でストーリーが展開します。彼女に取材をしているのが、上記した林原樹里(新人記者の女の子)です。

 つまり、作品のメインストーリーが展開する「1947年」の切れ目に、この「現代組」二人の会話が入って、物語を整理してくれます。

 


 『ローステ1』では、1947年の人物達の動きが絵画のように停止し、そこに現代人=樹里が現れ、彼らの周りを歩く(またはその反対の)演出が印象的でした。

 それがなんと、今回はわたしたち「観客」が樹里のように「同じ目線」で1947年の人物達を観ることができる! まさに「VR23番市」体験です。


 シアターサンモールの劇場に再現された23番市の世界に没入することで、目の前で生きている人物達の感情を直に共有でき、そしてガブリエル鏑谷少佐の「恐ろしくも美しい、圧倒的な存在」を強く感じました。大好き

 

 

  •  シーズン3はジェットコースター

 この没入感を前半でたっぷり味わったことが、中盤以降の厳しい展開のつらさを倍増させてくれました! や、やったー……!

 

 『ローズガンズデイズ』のシーズン1・2は基本的に、エンタメ性の高い(漫画版や舞台は特に)楽しくてスカッと爽快な物語なのですが、作品後半にあたるシーズン3以降、雰囲気や展開が大幅に変化します。

 ネタバレになるので詳細は伏せますが、「え……嘘でしょ?」みたいな展開がバンバン起きます。原作プレー中、あまりの衝撃に何度机を叩いたか覚えてません。

 

 そのシーズン3の、舞台。どのキャラクターの場面も、思わず目を逸らしたくなるほど苦しかったです(○○が○○○を食べる場面、直視できませんでした。ここまでやってくれるとは!)。

 

 

 強く印象に残っているのは、○○が撃たれ、倒れ、すこしずつ息を失っていく場面です……。前方列中央に座っていたこともあり、私の位置からはちょうど、前に座るお客さんの頭と、倒れた○○の姿が重なってました。
 前にいるひとの頭越しに、彼女の苦しんでいる様子が見えては隠れ。

 もどかしく思っていたところに、掲げた左手だけはやけにハッキリと見えたのが、目に焼き付いています。生の観劇なので、呻き声や悲痛な叫びはすごく近く、明瞭に響いていて。

 自分が「野次馬」の一員として、町の中で眺めているかのような、身に迫る恐ろしさがありました。

 劇場へ直接足を運んで観なければ、ここまでの感情は動かなかったと思います。こんな体験ができた作品は初めてで衝撃的でした

 

 冒頭で書いた「VR23番市」にまた関連するのですが、ガブリエル少佐が通路を歩き、私のすぐ側で立ち止まった(!!)場面が一箇所あり、息が止まりました。

 静かで穏やかなのに威圧感があって、バトラー大尉と同じ立場で彼を見るとこんな風に感じるのかな?と。

 

 

  • 舞台は「生もの」
 通路演出はもちろん、役者さんの表情が細かに見える前方座席の「近さ」もすごかったのですが、“生観劇ならでは”の良さを特に感じたのは「声の迫力」です。

 

 『ローズガンズデイズ』のシーズン3は、今まで冷静(ないし真意が読めなかった)人物達の、心の底からの「剥き出しの感情」が「最高にむごい場面」で露わになるのも醍醐味だと思っていて(語弊…)。

 なので、バトラー大尉や李梅九が、怒りや憎しみといった「本能的な」感情に振り切った姿を見、その声が響き渡るさまを直に聴くことができ、本当に良かったです。

 

 『ローステ1』ではこの二人が叫ぶ場面はなかったので、いったいどんな演技になるのだろう、という期待はずっとあったのですが、それ以上でした。

 バトラーがある人物に対し、怒り任せに掴みかかる場面。彼の迫力に思わずビクッとなりました。「人間が本気で怒りに溢れたときの“声”ってこんなにも怖いのか!」と。

 振動のように伝わってくる感情の渦に、観てるこちらが呑み込まれるような。すごかった!

 


 上記の二人はもちろん、先述した場面での悲鳴や、アランとキース……。
 観ていてつらい場面が多いからこそ、「生で俳優さんの演技を“五感で体験”する」ことの素晴らしさ、痛感しました。

 

 

 初めて東京に遠征して観る作品がローステで良かった!
 シーズン3に間に合って良かったー!!

 

 観劇後は新宿御苑の居酒屋で、関東住まいの友達に「ローステがすごいんだよ~~!」と語り倒しました。

ハマって3ヶ月のわたしが、布教する側に回った瞬間です。

 

 

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※この記事は3月18日に書いたものを、ブログ引っ越しに伴い訂正・追記したものです。